東京でプリンスホテルといえば、東京タワーの絶景が楽しめる老舗ホテルとして多くの人に愛され続けています。実は、「プリンスホテル東京」には複数のホテルが存在し、それぞれ異なる魅力を持っているのをご存じでしょうか。1964年開業の歴史ある東京プリンスホテルから、東京タワーの特等席に位置するザ・プリンス パークタワー東京まで、各ホテルには独自の特色があります。
本記事では、東京のプリンスホテル群についてどこよりも詳しく調査し、宿泊を検討している方が知りたい情報を網羅的にまとめました。東京タワーが見える部屋の詳細から、アクセス方法、レストラン情報、料金体系まで、実際に利用する際に必要な情報を分かりやすく解説しています。
この記事のポイント |
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✅ 東京プリンスホテルとザ・プリンス パークタワー東京の違いが明確に分かる |
✅ 東京タワーが見える部屋の種類と料金が詳しく理解できる |
✅ 最寄り駅からのアクセス方法と無料シャトルバス情報が把握できる |
✅ レストランやアフタヌーンティーなどの館内施設情報が分かる |
東京のプリンスホテル完全ガイド
- 東京プリンスホテルとザ・プリンス パークタワー東京の基本的な違い
- 東京プリンスホテルの東京タワーが見える部屋は全客室の約6割を占める
- 芝公園エリアに位置する立地の魅力は都心のオアシス的環境
- 最寄り駅は御成門駅から徒歩1分でアクセス抜群
- 無料シャトルバスは浜松町駅と大門駅から運行
- アフタヌーンティーは和洋両方楽しめる贅沢な体験
東京プリンスホテルとザ・プリンス パークタワー東京の基本的な違い
東京でプリンスホテルを検索すると、主に2つのホテルが候補に挙がります。これらは名前は似ていますが、それぞれ異なる特徴を持つ独立したホテルです。
東京プリンスホテルは1964年開業の歴史あるクラシカルなホテルで、**「東京のまんなかで、受け継がれてきたもの」をコンセプトに、どこか懐かしく温かな時間を提供しています。一方、ザ・プリンス パークタワー東京は2005年開業の比較的新しいホテルで、「東京タワーの特等席」**をキャッチフレーズに、より現代的なラグジュアリー体験を提供しています。
🏨 ホテル比較表
項目 | 東京プリンスホテル | ザ・プリンス パークタワー東京 |
---|---|---|
開業年 | 1964年 | 2005年 |
客室数 | 462室 | 603室 |
コンセプト | クラシカル・伝統 | モダン・ラグジュアリー |
特徴 | 歴史と格式 | 東京タワーの絶景 |
最寄り駅 | 御成門駅徒歩1分 | 芝公園駅徒歩3分 |
どちらのホテルも芝公園エリアに位置し、東京タワーを間近に望める立地という共通点があります。しかし、それぞれのホテルが提供する体験や雰囲気は大きく異なるため、宿泊目的や好みに応じて選択することが重要です。
東京プリンスホテルは、600年の歴史を持つ増上寺と隣接しており、都心にありながら静寂と格式を感じられる空間となっています。館内には創業当時の雰囲気を残すインテリアが配置されており、天井の煌びやかな照明や菊のマークなど、歴史を感じさせる装飾が随所に見られます。
一方、ザ・プリンス パークタワー東京は、全257室がタワービュールームという圧倒的な立地優位性を持っています。33階建ての高層ホテルで、多くの客室から東京タワーを様々な角度で楽しむことができ、**「TOKYOの特等席」**と称される所以となっています。
東京プリンスホテルの東京タワーが見える部屋は全客室の約6割を占める
東京プリンスホテルで最も人気が高いのは東京タワー側の客室です。ホテルの立地上、全462室のうち約6割にあたる客室から東京タワーを眺めることができ、特に夜景の美しさは格別です。
東京タワー側確約客室として予約できる部屋タイプには、スーペリアダブル、スーペリアツイン、デラックスキング、デラックスツインがあります。これらの客室は、**アッパーフロア(9-11階)とスタンダードフロア(4-8階)**に分かれており、それぞれ異なる視点から東京タワーを楽しめます。
🏢 東京タワー側客室の料金比較
客室タイプ | スタンダードフロア | アッパーフロア | 広さ |
---|---|---|---|
スーペリアダブル | 23,730円~ | 27,554円~ | 19.8㎡ |
スーペリアツイン | 23,730円~ | 28,932円~ | 19.8㎡ |
デラックスキング | 26,518円~ | 30,618円~ | 29.7㎡ |
デラックスツイン | 26,518円~ | 30,618円~ | 29.7㎡ |
※料金は2名利用時の税込料金(変動あり)
アッパーフロアの客室では、華やかで遊び心のあるデザインが特徴的で、ワンランク上のアメニティやコーヒーマシンが設置されています。特に注目すべきは、フランスの老舗化粧品ブランド「エラ バシェ」のアメニティが用意されていることで、より上質な滞在体験を提供しています。
東京タワーのライトアップは午前0時まで行われており、その瞬間を一緒に見たカップルは永遠に幸せになるという「恋伝説」も語り継がれています。客室からこの特別な瞬間を眺められるのは、東京プリンスホテルならではの魅力といえるでしょう。
客室からの眺望は、東京タワーだけでなく汐留のビル群や夜景も楽しめます。特に夕暮れ時から夜にかけての時間帯は、刻々と変化する東京の表情を一望でき、都市の美しさを堪能できます。
芝公園エリアに位置する立地の魅力は都心のオアシス的環境
東京プリンスホテルが位置する芝公園エリアは、都心でありながら豊かな自然に囲まれた特別な環境です。ホテルの住所は「東京都港区芝公園3-3-1」で、文字通り芝公園の中に立地しています。
芝公園は日本で最も古い公園の一つとして知られ、江戸幕府将軍・徳川家とゆかりの深い増上寺をはじめ、芝丸山古墳などの名所旧跡が点在しています。春には約200本余りの桜が咲き誇り、花見客で賑わいを見せる都内有数の桜の名所でもあります。
🌸 芝公園エリアの魅力スポット
スポット名 | ホテルからの距離 | 特徴 |
---|---|---|
東京タワー | 徒歩2分 | 地上333mの東京のシンボル |
増上寺 | 隣接 | 600年の歴史を持つ徳川家菩提寺 |
芝丸山古墳 | 徒歩7分 | 都内最大級の前方後円墳 |
芝東照宮 | 徒歩7分 | 徳川家康公を祀る神社 |
芝大神宮 | 徒歩6分 | 1005年創建の歴史ある神社 |
ホテルの目の前には600年の歴史を持つ増上寺があり、6名の歴代将軍が埋葬される徳川将軍家墓所を擁しています。2011年の大河ドラマで話題となった「お江」の墓所もここにあり、歴史ファンにとっても興味深いスポットです。
この立地の最大の魅力は、都会の喧騒から完全に切り離された静寂な環境にあります。ホテルに一歩足を踏み入れると、そこは別世界のような空間が広がり、都心にいることを忘れさせてくれます。緑豊かな芝公園の自然と、歴史ある寺社仏閣に囲まれた環境は、他の都心ホテルでは味わえない特別な体験を提供しています。
また、この地域は夜間も非常に静かで、質の高い睡眠を確保できる環境が整っています。都心のホテルでありながら、まるでリゾート地にいるような静寂さを味わえるのは、芝公園エリアならではの魅力です。
最寄り駅は御成門駅から徒歩1分でアクセス抜群
東京プリンスホテルへのアクセスは複数の路線を利用できるため、非常に便利です。最も近い駅は都営地下鉄三田線の御成門駅で、A1出口から徒歩わずか1分という立地にあります。
🚃 各駅からのアクセス時間
路線・駅名 | 徒歩時間 | 備考 |
---|---|---|
都営三田線 御成門駅 | 1分 | A1出口利用 |
都営浅草線・大江戸線 大門駅 | 7分 | A2出口利用 |
都営大江戸線 赤羽橋駅 | 7分 | 赤羽橋口利用 |
JR線・東京モノレール 浜松町駅 | 10分 | 北口・南口利用 |
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 | 10分 | 3番出口利用 |
主要駅からの所要時間も非常にアクセスしやすく、東京駅からは浜松町駅経由で約16分、品川駅からは浜松町駅経由で約11分、新宿駅からは大門駅経由で約22分となっています。
羽田空港からのアクセスも良好で、東京モノレールを利用すれば約25分で到着できます。また、成田空港からはリムジンバスが運行されており、約125分で直接ホテルまでアクセス可能です。
車でのアクセスの場合、首都高速道路の芝公園ランプが最寄りで、羽田空港からは約15分、東京駅からは約10分の距離にあります。ホテルには273台収容の駐車場が完備されており、宿泊者は1泊1,000円で利用できます。
このアクセスの良さは、ビジネス利用にも観光利用にも非常に便利で、東京の主要スポットへのアクセスも良好です。六本木や汐留といった人気エリアへも地下鉄で10分圏内、お台場へも約30分でアクセスできるため、東京観光の拠点としても最適な立地といえます。
無料シャトルバスは浜松町駅と大門駅から運行
東京プリンスホテルでは、JR浜松町駅と都営大門駅からの無料シャトルバスを運行しており、重い荷物を持った宿泊客にとって非常に便利なサービスです。このシャトルバスは予約不要で利用できます。
浜松町駅からのシャトルバスは、世界貿易センタービルディング交差点そばから発車し、平常時で約20分間隔での運行となっています。所要時間は約10分程度で、交通状況によって多少の変動があります。
🚌 シャトルバス運行情報
項目 | 詳細 |
---|---|
運行区間 | 浜松町駅⇔ホテル、大門駅⇔ホテル |
運行間隔 | 約20分間隔 |
所要時間 | 約10分 |
料金 | 無料 |
予約 | 不要 |
ただし、満席の場合は乗車できない場合もあるため、時間に余裕を持って利用することをおすすめします。また、天災や交通事情により運休する場合もあり、その際の代替輸送についての保証はないため、重要な予定がある場合は電車利用も検討しておくとよいでしょう。
特に注目すべきは、2025年8月9日から17日までの期間中は運行ダイヤが変更されることです。この期間は特別なイベントや混雑が予想されるため、事前にホテルに運行状況を確認することをおすすめします。
シャトルバスの乗り場は分かりやすく案内されており、浜松町駅の場合は世界貿易センタービルディング交差点付近、大門駅の場合は駅近くの指定場所から発車します。初めて利用する場合でも、駅構内の案内表示やホテルスタッフの案内で迷うことなく利用できるでしょう。
このシャトルバスサービスは、特に大きな荷物を持つ宿泊客や高齢者の方にとって非常に価値の高いサービスです。徒歩でのアクセスも十分可能な距離ですが、快適な移動を重視する場合は積極的に活用したいサービスといえます。
アフタヌーンティーは和洋両方楽しめる贅沢な体験
東京プリンスホテルのアフタヌーンティーは、和と洋の両方を楽しめる特別な体験として人気を集めています。特に「ティーサロン ピカケ」と「和食 清水」で提供されるアフタヌーンティーは、それぞれ異なる魅力を持っています。
**「Peach Afternoon Tea」**は、CanCam Night Poolとのコラボレーションとして提供される期間限定メニューです。プールに浮かぶフラミンゴフロートやシェルフロートをスイーツで表現し、季節のフルーツ「桃」を使った瑞々しい印象が特徴的です。ピンクをイメージカラーとしたフォトジェニックなアフタヌーンティーは、特に女性に人気が高いメニューです。
🍑 アフタヌーンティーメニュー比較
店舗 | メニュー名 | 特徴 | 料金目安 |
---|---|---|---|
ティーサロン ピカケ | Peach Afternoon Tea | CanCamコラボ、フォトジェニック | 3,000円~ |
和食 清水 | 和のアフタヌーンティー | 嬉野茶、職人の寿司4種 | 4,000円~ |
**「和のアフタヌーンティー」**は、佐賀県「田中製茶工場」の香り豊かな嬉野茶とともに楽しむ、より本格的な和の体験です。職人が握った人気のお寿司4種をメインとし、新緑の緑を連想させる色鮮やかな抹茶のスイーツや和セイボリーが楽しめます。
夏季限定では、清涼感あふれるプレートで提供され、季節のフルーツやあじさいの和菓子、冷たいぜんざいやババロアなど、暑さに負けない商品がラインナップされています。これらのメニューは事前予約制となっているため、利用を希望する場合は早めの予約が必要です。
アフタヌーンティーを楽しめる**「ティーサロン ピカケ」は、メインロビーと融合したラウンジ**で、大きな窓から明るい日差しが入る開放的な空間です。上質なおもてなし空間が広がり、コーヒーや紅茶といったカフェ利用はもちろん、パティシエ特製のスイーツも楽しめます。
「和食 清水」では、窓際のテーブル席から東京タワーを眺めながらアフタヌーンティーを楽しむことができ、特別な体験となります。一面の大きな窓からは、都会を忘れさせるような緑いっぱいの景色も望め、落ち着いたブース席も用意されています。
東京プリンスホテルの魅力を徹底解剖
- レストランとダイニングは10店舗で多彩なグルメ体験を提供
- ガーデンプールは東京タワーを眺めながら楽しめる夏季限定施設
- 宿泊料金は季節により大きく変動するが平均2.5万円から4万円程度
- スイートルームは4タイプあり最高級のロイヤルスイートは112㎡の贅沢空間
- 会議・宴会場は24の多彩な会場でMICEにも対応
- サステナビリティへの取り組みでロスフラワーアートを館内展示
- 周辺観光スポットは徒歩圏内に東京タワーや増上寺など名所が充実
- まとめ:東京プリンスホテルは歴史と立地が最大の魅力
レストランとダイニングは10店舗で多彩なグルメ体験を提供
東京プリンスホテルには合計10のレストラン・バー・カフェがあり、和洋中からカジュアルダイニングまで幅広いグルメ体験を提供しています。各店舗はそれぞれ異なるコンセプトとメニューを持ち、宿泊客だけでなく外来客にも人気です。
**「ブッフェダイニング ポルト」**は、豊かな自然を望む落ち着いた雰囲気のブッフェレストランで、窓側席からは東京タワーを眺めながら食事を楽しめます。朝食は3,900円、ランチは5,000円から、ディナーは7,500円からとなっており、目の前で調理するライブキッチンが人気です。
🍽️ 主要レストラン一覧
レストラン名 | ジャンル | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
ブッフェダイニング ポルト | ブッフェ | 朝食3,900円~ | 東京タワービュー、ライブキッチン |
和食 清水 | 日本料理 | ランチ2,500円~ | 寿司・天ぷら・和食の専門店 |
中国料理 満楼日園 | 中華料理 | ランチ2,500円~ | 長年親しまれた王道の味 |
焼肉チャンピオン | 焼肉 | ランチ2,600円~ | A5黒毛和牛の希少部位 |
カフェ&バー タワービューテラス | カフェ・バー | ランチ2,800円~ | 東京タワー絶景テラス |
**「和食 清水・寿司処 五徳・天ぷら処 福佐」**は、一つの店舗で寿司、天ぷら、和食の3つの専門店が楽しめる構成になっています。一面の大きな窓からは都会を忘れさせるような緑いっぱいの景色が望め、落ち着いたブース席も用意されています。ランチは2,500円から、ディナーは4,800円からの価格設定です。
**「中国料理 満楼日園」**は、長年親しまれた王道の中国料理を楽しめるレストランで、緑の庭園を眺めながらアットホームな雰囲気で食事ができます。5名から16名まで利用可能な個室も完備されており、接待や家族の祝い事にも適しています。
特に注目すべきは**「カフェ&バー タワービューテラス」で、東京タワーを間近に望む絶景テラスとして人気です。ディナータイムには四季に合わせたプロジェクションマッピングが実施され、「TOKYO MIZUIRO TERRACE」**として夏の涼を感じる特別な空間演出が行われます。
**「メインバー ウインザー」**は、落ち着いた雰囲気の英国風バーで、世界の銘酒を傾けながらくつろぎの一杯を楽しめます。重厚感あふれる造りは「オトナの隠れ家」といった趣があり、特別な夜を演出したい場合に最適です。
夏季限定の**「ビアレストラン ガーデンアイランド」**では、東京タワーを間近に望みながら屋外バーベキューが楽しめます。肉の旨味広がる東京ビーフや、こくのある甘味が特徴の沖縄あぐー豚など、ビールを片手に楽しい時間を過ごせる開放的な空間です。
ガーデンプールは東京タワーを眺めながら楽しめる夏季限定施設
東京プリンスホテルの**「ガーデンプール」は、東京タワーを間近に眺めながらプールを楽しめる**都心でも珍しい施設です。例年7月中旬から9月上旬まで営業する夏季限定施設で、宿泊客はもちろん外来客も利用できます。
プール施設は25mのメインプールと子ども用プールで構成されており、プールサイドにはパラソルやチェアが配置されています。宿泊客はルームキーの提示で無料利用でき、外来客は有料での利用となります。
🏊♀️ ガーデンプール施設詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
営業期間 | 7月中旬~9月上旬 |
営業時間 | 10:00~16:00(最終入場15:30) |
プールサイズ | 長さ25m×幅11m×水深125cm |
子ども用プール | あり |
宿泊客料金 | 無料(ルームキー提示) |
外来客料金 | 有料 |
プールの最大の魅力は、目の前に東京タワーという絶好のロケーションにあります。都心の喧騒から離れて、自然と水に包まれるリラックスした時間を過ごせる環境は、他では味わえない特別な体験です。
夜の**「CanCam Night Pool」は、ファッション誌『CanCam』とのコラボレーションで話題となっています。今年のテーマは「Night Flower Garden」**で、咲き誇る花々に彩られた幻想的なオトナの癒やし空間が広がります。色とりどりにライトアップされたオブジェがきれいで、お泊まりなら心おきなく夜のプールタイムを楽しめます。
プール利用に関しては、小学生以下のお子様は18才以上の保護者同伴での利用が必要です。また、プール形状は方形で、水深は125cmとなっているため、泳ぎに自信のない方は注意が必要です。
営業時間は基本的に10:00から16:00までとなっていますが、営業開始直後の7月13日から19日までは11:00から15:00までの短縮営業となります。また、天候や設備点検により営業時間が変更される場合もあるため、利用前にホテルに確認することをおすすめします。
プールサイドでは軽食や飲み物の提供もあり、ワンドリンク券付きのプランや、キッチンカーでの軽食販売なども実施されています。これらのサービスにより、一日中プールサイドで過ごすことも可能で、まさに都心のリゾート体験を満喫できます。
宿泊料金は季節により大きく変動するが平均2.5万円から4万円程度
東京プリンスホテルの宿泊料金は、客室タイプ、宿泊時期、プラン内容によって大きく変動します。一般的には2名利用時で2.5万円から4万円程度が相場となっていますが、時期やプランによってはこの範囲を超える場合もあります。
最も人気の高い東京タワー側確約客室の料金は、スタンダードフロアで約2.4万円から3.1万円、アッパーフロアで約2.8万円から3.5万円となっています。これらの料金は素泊まり(食事なし)での価格で、朝食付きプランの場合は追加で6,000円程度が必要です。
💰 宿泊料金比較表(2名利用時・税込)
客室タイプ | 通常期 | 繁忙期 | 特徴 |
---|---|---|---|
スーペリアダブル | 23,730円~ | 35,000円~ | 19.8㎡、コンパクトながら機能的 |
デラックスツイン | 26,518円~ | 38,000円~ | 29.7㎡、ゆったりとした空間 |
スーペリアツイン(アッパー) | 28,932円~ | 42,000円~ | 19.8㎡、上質なアメニティ |
ロイヤルスイートルーム | 80,000円~ | 150,000円~ | 112㎡、最高級の贅沢空間 |
早期割引プランも用意されており、30日前までの予約で通常料金から約10%の割引が適用されます。また、会員限定プランでは、東京タワー側確約・駐車場利用付きで4,000円分のホテルクレジットが付いた特別プランもあります。
季節による料金変動は顕著で、夏季プール営業期間や年末年始、桜の季節などは繁忙期料金が適用されます。特に東京タワーの年末年始のライトアップ期間や、芝公園の桜の見頃時期は料金が高くなる傾向があります。
特別プラン料金として、以下のような付加価値プランも提供されています:
- 東京ランデヴー(シャンパン付き): 30,968円~
- アニバーサリープラン: 35,000円~
- プール&ステイプラン: 32,000円~
- ナイトプール&ステイプラン: 38,000円~
これらのプランには、それぞれシャンパンやケーキ、プール入場券などの特典が含まれており、特別な記念日や誕生日の宿泊に人気です。
料金には宿泊税は含まれておらず、東京都の宿泊税(1泊あたり100円~200円)が別途必要となります。また、駐車場は1泊1,000円で利用でき、273台収容可能な大型駐車場が完備されています。
スイートルームは4タイプあり最高級のロイヤルスイートは112㎡の贅沢空間
東京プリンスホテルには4つのタイプのスイートルームがあり、それぞれ異なるコンセプトとデザインで特別な滞在体験を提供しています。最高級の「ロイヤルスイートルーム」から、温かみのある「レジデンシャルスイートルーム」まで、多様なニーズに対応しています。
**「ロイヤルスイートルーム」**は、広さ112㎡の最高級スイートルームで、クラシカルで落ち着いた雰囲気が特徴です。リビングルームとベッドルームが分かれており、キングサイズのベッドとゆったりとしたリビング空間で、まさに王室のような贅沢な時間を過ごせます。
🏰 スイートルーム比較表
スイートタイプ | 広さ | 特徴 | 料金目安 |
---|---|---|---|
ロイヤルスイートルーム | 112㎡ | クラシカル、最高級 | 150,000円~ |
エグゼクティブスイート | 80㎡程度 | シックなカラー、落ち着いた雰囲気 | 120,000円~ |
レジデンシャルスイートルーム | 75㎡程度 | 暖炉風家具、温かな雰囲気 | 100,000円~ |
プリンセススイートルーム | 70㎡程度 | 白基調、プリンセス気分 | 80,000円~ |
「プリンセススイートルーム」は白を基調としたお部屋で、その名の通りお姫さま気分になれるかわいらしいインテリアが特徴です。開業当時の面影を残す華やかでノスタルジックなデザインは、特に女性に人気が高く、記念日や特別な日の宿泊に選ばれています。
「エグゼクティブスイート」と「レジデンシャルスイートルーム」は、どちらもシックなカラーで統一されており、落ち着いた雰囲気が心安らぐ滞在を演出します。レジデンシャルスイートルームには暖炉を模した家具が配置され、あたたかな雰囲気を感じられる特別な空間となっています。
全てのスイートルームには、フランスの老舗化粧品ブランド「エラ バシェ」のアメニティが用意されており、約80年の歴史を持つブランドの上質なアメニティで、優雅な気分を満喫できます。また、ハリウッドツインのベッドサイズは幅120cm×長さ203cmと、ゆとりのある大きさです。
スイートルーム宿泊者には、専用のコンシェルジュサービスやレイトチェックアウトなどの特別なサービスが提供されます。また、一部のスイートルームからは東京タワーの絶景を楽しむことができ、夜景の美しさは格別です。
スイートルーム限定の特典として、以下のようなサービスが提供されています:
- ウェルカムフルーツ・シャンパンサービス
- コンシェルジュによる観光案内
- レストラン予約代行
- 14:00までのレイトチェックアウト
- ルームサービス24時間対応
これらのスイートルームは、記念日や特別な日の宿泊はもちろん、重要なビジネス客の接待やVIPの宿泊にも利用されており、ホテルの格式と歴史を感じられる最上級の滞在体験を提供しています。
会議・宴会場は24の多彩な会場でMICEにも対応
東京プリンスホテルは、24の多彩な宴会場を擁し、国際的なイベントからプライベートなお集まりまで幅広いニーズに対応できる充実した施設を備えています。MICE(Meeting, Incentive, Convention, Exhibition)にも対応した本格的なコンベンション機能を持つホテルとして、多くの企業や団体に利用されています。
メイン宴会場は、最大収容人数が数百名規模の大型会場から、10名程度の小規模会議室まで多様なサイズが用意されています。各会場は最新の音響・映像設備を完備し、同時通訳設備や高速インターネット回線も整備されています。
🏢 主要宴会場の特徴
会場タイプ | 収容人数 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|---|
大宴会場 | 300名~ | 高い天井、シャンデリア | 結婚披露宴、大型会議 |
中宴会場 | 100-300名 | 分割可能、多目的利用 | セミナー、パーティー |
小会議室 | 10-50名 | プライベート感重視 | 役員会議、商談 |
ボードルーム | 8-20名 | 重厚感ある内装 | 取締役会、VIP会議 |
国際会議にも対応した設備として、同時通訳ブースや多言語対応の案内システムが整備されています。また、プロジェクションマッピング設備を活用したイベント演出も可能で、近年増加している体験型イベントやプロダクトローンチにも対応しています。
ケータリングサービスも充実しており、ホテル内の各レストランが提供する料理を会場で楽しむことができます。和洋中の本格料理から、カジュアルなパーティー料理まで、イベントの性格に合わせた多彩なメニューが用意されています。
結婚式場としても人気が高く、**「The TOWER Wedding」**として東京タワーとのタイアップによる特別プランも提供されています。20周年記念の特別プランでは、東京タワーのメインデッキでの挙式とスカイバンケットでの披露宴ができる、他では体験できない特別なウエディングプランが用意されています。
MICE対応サービスとして、以下のような専門サービスが提供されています:
- 国際会議運営サポート
- 同時通訳設備・サービス
- 多言語対応スタッフ配置
- 展示ブース設営サービス
- 交通・宿泊手配ワンストップサービス
また、芝公園エリアの立地を活かした特別な体験として、増上寺での法要や、東京タワーでのレセプションなど、ホテル外の施設と連携したユニークなイベントの企画・運営も可能です。
宴会場の予約は、3ヵ月前から受付開始となっており、人気の高い会場や時期は早めの予約が必要です。特に春の歓送迎会シーズンや年末の忘年会シーズンは混雑するため、計画段階での早めの相談をおすすめします。
サステナビリティへの取り組みでロスフラワーアートを館内展示
東京プリンスホテルでは、**「これから先の未来、ずっと笑顔が続きますように」をテーマに、積極的なサステナビリティアクションに取り組んでいます。特に注目すべきは、まだ美しいにも関わらず廃棄されてしまう「ロスフラワー®」**を活用したアート展示です。
館内には、**ロスフラワー®と木材を削る際に出るかんな屑「かなば」**を使用したサステナブルなアートが展示されており、思わず見とれてしまう美しい装飾が季節に合わせて姿を変え、宿泊客を明るくお迎えしています。これらの装飾は、環境への配慮と美的価値の両立を実現した取り組みとして評価されています。
🌸 サステナビリティ取り組み一覧
取り組み内容 | 詳細 | 効果 |
---|---|---|
ロスフラワー®活用 | 廃棄予定の花を装飾に再利用 | 花の廃棄量削減、美的価値創造 |
かんな屑アート | 木材加工時の廃材を装飾に活用 | 木材廃棄物削減、自然素材の活用 |
アメニティバー | 必要な分だけ利用する仕組み | プラスチック廃棄物削減 |
オリジナル木糸パジャマ | 間伐材を活用したパジャマ提供 | 森林保護、持続可能な繊維利用 |
**「オリジナル木糸パジャマ付きステイ」**も、サステナビリティの取り組みの一環として提供されています。間伐材を活用して作られた、東京プリンスホテル開業年の刺繍入りのオリジナルパジャマは、木の風合いと着心地を楽しみながら、環境にも優しいホテルステイを体験できる特別なプランです。
アメニティバーの設置も注目すべき取り組みで、入浴剤、クレンジング、洗顔料、乳液、ボディタオル、綿棒などのアメニティを必要な分だけ利用できるシステムを導入しています。これにより、過剰なアメニティ提供による廃棄物を削減し、環境負荷の軽減を実現しています。
ホテルの立地環境も自然との共生を体現しており、芝公園の豊かな自然に囲まれた環境は、都市部でありながら生物多様性の保護にも貢献しています。増上寺の境内とも隣接しており、歴史的文化財の保護と自然環境の保全が両立した特殊な立地となっています。
地域コミュニティとの連携も重要な取り組みの一つで、地元の生産者や職人との協働により、地産地消の促進や伝統技術の継承支援も行っています。レストランでの地元食材の積極的な利用や、地域の文化イベントへの協力なども実施されています。
これらのサステナビリティ取り組みは、宿泊客の環境意識向上にも貢献しており、特に海外からの宿泊客からは「日本のホスピタリティと環境配慮の両立」として高く評価されています。ホテル業界全体での環境配慮が求められる中、東京プリンスホテルの取り組みは先進的な事例として注目されています。
周辺観光スポットは徒歩圏内に東京タワーや増上寺など名所が充実
東京プリンスホテルの周辺エリアは、日本の歴史と現代が融合した魅力的な観光スポットが徒歩圏内に密集しています。最も象徴的なのは徒歩2分の距離にある東京タワーで、1958年開業の地上333mの美しき東京のシンボルです。
東京タワーのメインデッキ(高さ150m)からは360度のパノラマ風景を堪能でき、東京の今を感じ取れます。また、午前0時のライトダウンには、その瞬間を一緒に見たカップルは永遠に幸せになるとされる恋伝説が語られており、ロマンチックなスポットとしても人気です。
🗼 徒歩圏内の主要観光スポット
スポット名 | 距離 | 所要時間 | 特徴・見どころ |
---|---|---|---|
東京タワー | 120m | 徒歩2分 | メインデッキ、トップデッキツアー |
増上寺 | 隣接 | 徒歩1分 | 徳川将軍家墓所、お江の墓 |
芝丸山古墳 | 550m | 徒歩7分 | 都内最大級の前方後円墳、梅林 |
芝東照宮 | 550m | 徒歩7分 | 家康公等身大像、樹齢300年大イチョウ |
芝大神宮 | 450m | 徒歩6分 | 1005年創建、関東のお伊勢様 |
増上寺は、600年の歴史を持つ浄土宗の大本山で、1598年に徳川家康により現在の場所に移転された徳川家の菩提寺です。境内にある「徳川将軍家 墓所」には、6人の歴代将軍と正室・側室などが埋葬されており、2011年大河ドラマで話題となった「お江」の墓もここにあります。
芝大神宮は、都内に現存する最も古い神社の一つで、創建は1005年にさかのぼります。伊勢神宮の天照、豊受大神を勧請して創建された歴史ある神社で、江戸時代には庶民から「関東のお伊勢様」として信仰を集めました。
愛宕神社(徒歩8分)は、1603年に徳川家康が江戸の防火を祈願して創建した神社で、参道の急な石段は**「出世の石段」**と呼ばれています。この石段は、徳川家光が馬で駆け上がって梅の枝を採ってきた家臣を讃えたことに由来しており、現在でも出世祈願のスポットとして人気です。
東京観光の拠点としての利便性も抜群で、主要観光エリアへのアクセスも良好です:
- 東京スカイツリー: 地下鉄で約18分
- 浅草・仲見世通り: 地下鉄で約14分
- 六本木ヒルズ: 地下鉄で約7分
- 銀座: 地下鉄で約3分
- お台場: 地下鉄・ゆりかもめで約25分
芝公園は日本で最も古い公園の一つとして知られ、春には約200本余りの桜が咲き誇る都内有数の桜の名所でもあります。また、近隣ジョギングマップも用意されており、自然あふれる環境で手軽にジョギングやウォーキングを楽しめます。
「蛇塚・もみじ谷」(徒歩2分)は、1984年に復活した人工の渓谷で、都心とは思えない緑が広がり、高さ10mの岩場から落下する滝も流れています。お参りすると金運がアップするとされている「蛇塚」も話題となっており、パワースポットとしても人気です。
まとめ:東京プリンスホテルは歴史と立地が最大の魅力
最後に記事のポイントをまとめます。
- 東京プリンスホテルは1964年開業の歴史あるクラシカルなホテルである
- 全462室のうち約6割の客室から東京タワーを眺めることができる
- 都営三田線御成門駅から徒歩1分という抜群のアクセス立地にある
- 浜松町駅と大門駅から無料シャトルバスが運行されている
- 10の多彩なレストラン・バー・カフェで幅広いグルメ体験が可能である
- ガーデンプールは東京タワーを眺めながら楽しめる夏季限定施設である
- 宿泊料金は2名利用時で平均2.5万円から4万円程度が相場である
- 4つのスイートルームがあり最高級は112㎡のロイヤルスイートルームである
- 24の宴会場を擁しMICEにも対応した本格的なコンベンション機能を持つ
- ロスフラワー®を活用したサステナビリティアクションに積極的に取り組んでいる
- 徒歩圏内に東京タワーや増上寺など歴史的観光スポットが充実している
- 芝公園の豊かな自然に囲まれた都心のオアシス的環境を提供している
- アフタヌーンティーは和洋両方を楽しめる特別な体験として人気である
- 東京観光の拠点として主要エリアへのアクセスが良好である
- 都心にありながら静寂と格式を感じられる希少なホテルである
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.princehotels.co.jp/tokyo/
- https://www.seibuprince.com/ja/tokyo-prince-hotel
- https://www.princehotels.co.jp/parktower/
- https://www.instagram.com/tokyoprincehotel/?hl=ja
- https://www.princehotels.co.jp/tokyo/restaurant/
- https://www.ikyu.com/00000638/
- https://www.princehotels.co.jp/tokyo/access/
- https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/28506/28506.html
- https://www.jalan.net/yad300504/
- https://shop.princehotels.co.jp/shop/products/chill_tppt_sarami